2018年10月7日日曜日

「Beyond Unique」とは

本日10月7日より、「Beyond Unique」の販売を開始致します!



オンラインショップでも販売開始
http://baskingcoffee.shop-pro.jp/?pid=135711832



「そもそもBeyond Uniqueって何?」

って話ですよね。今日はそこのところをくわしくお話したいと思います。

【3つの生産処理】
今年買い付けたコスタリカの「Los Robles」には、生産処理の異なるものが3種類あると以前お話しました。
まず第一弾として8月から販売を始めたのは「ダブルウォッシュト」
こちらは去年も販売していたので、ご存知の方も多いかと思います。
最初のウォッシングを終えたパーチメント。この後きれいな水に漬け込まれる
この生産処理は技術的に難しい面もありますが、クリーンカップが向上し、酸や甘さが明確になると言われています。
そしてあとの2つは「イエローハニー」と「ナチュラル」。
「ナチュラル」というのは、コーヒーの実を外果皮のついたまま天日干しする方法です。

ナチュラルは天日干しの際、頻繁に撹拌しないと過発酵を起こしてしまう


乾燥後に果肉やパーチメントを脱穀し、生豆になります。

主にブラジルやエチオピアなどで主流となっています。
品質管理が徹底されたナチュラルは素晴らしいマウスフィールと豊潤な香りがあり、甘みも複雑になります。
「イエローハニー」というのは、コスタリカで生み出された「ハニープロセス」という生産処理方法のひとつ。
ブラックハニー、ホワイトハニーなどありますが、要するにこれはミューシレージ(パーチメントの外側にある粘着質)の除去率によって名前がつけられているんですね。

イエローハニーは約50%ミューシレージを残して、乾燥行程に入るものです。
この除去率については、農園によっては結構適当というか(笑)、「だいたいそれくらいじゃねー?」みたいな感じなので、名前どうこうより、カップを第一に見ていかないとですね。
ハニープロセスはパーチメントの時から色が違う。キャラメルポップコーンのよう。

“Beyond Unique”とは

・・・というように、同じ農園の豆でも、どう生産処理を施すかによって味わいかなり変わってきます。
その違いを飲み比べる面白さもあると思いますが、今年は「それらをブレンドすることで新しいフレーバーを生み出せないか?」と考えました
もともと同じ畑で育ったものが別々の生産処理、焙煎を経て、計算された配合によって一つの「作品」になる。
考えるだけでわくわくしませんか?
(そう考えると、これも“シングルオリジン(単一農園)”になるんですよね・・・)








「生産者たちとぼくたちロースターが手を組み、実験的な試みをしながら作り上げる唯一無二のコーヒー」
そんなコンセプトとストーリーを含めたコーヒーを“Beyond Unique”と名付け、できればシリーズ化して毎年続けていきたいと目論んでいます。
そしてその第一弾を、ようやくお店に並べることができました。
もし良ければ、一度飲んでみてください。
昨年から販売しているダブルウォッシュトを普段飲まれている方は、全然違ったフレーバーに驚くと思います。



いやぁ、、、本当楽しいですよね(笑)
そのうち「土の中の微生物の組み合わせが」とか「月の暦に合わせて種まきを」とか訳の分からない世界に行ってしまうかもしれません(笑)。

どうぞ今後とも宜しくお願いいたします(笑)




あ、それと「ロスロブレス農園」のカスカラティーも店頭・オンラインショップにて販売開始しました。





ロブレス祭りですね。

カスカラとは、コーヒーチェリーの皮を天日干ししたものです。

カスカラティーは紅茶のように楽しめる、抗酸化作用の強い飲み物。
ハイビスカスやローズヒップを思わせる香り、きび糖のような甘さがあります。

カフェイン微量ですので、寝る前のリラックスタイムにおすすめです。


カスカラティー→http://baskingcoffee.shop-pro.jp/?pid=135711439





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