2017年3月22日水曜日

最近のエアロプレス検証

さて、今回は少しだけマニアックなお話を。

BASKING COFFEEでは、コーヒーの味を向上させるため、時間があれば色々なコーヒーの検証をやっています。
まぁ今まで本当にあらゆることをやってきました。
これからできるだけ検証結果をここに書き綴って、皆さんと共有出来ればと思います。

先日は「エアロプレス」の検証をやってました。

ちなみに当店の基本レシピは3通りあるのですが、今回はその中の一つに焦点を当てました。


レシピ:

豆:16g(ケニア・ングルエリを使用)
お湯:85℃で215cc
挽き目:少し粗め
ポジション:スタンダードポジション


  1. 50ccのお湯を注いで3回混ぜる
  2. 30秒間蒸らす
  3. さらに30ccお湯を注ぐ
  4. 50秒かけてプレス
  5. 95ccのお湯を加え、混ぜて出来上がり

このレシピで、赤字の部分を変えて4通り抽出してみました。

①20cc/85cc
②30cc/95cc
③40cc/105cc
④50cc/115cc

原液と、それを割るお湯の量の割合の検証です。




TATSUYA氏に淹れてもらう・・・。







さて、どんな違いが出るのか、またどの味が一番美味しく、豆の個性を引き出せているか。



①20cc/85cc

flatな印象。お湯感でいうんですかね、紅茶っぽい。ライトボディ。オレンジの酸が細く長く続く。ケニアの華やかな印象は際立っています。

②30cc/95cc

①に比べ、よりジューシーさが増した。酸味がより骨太になった感じ。余韻が長くつづく。滑らかな質感。

③40cc/105cc



よりコンプレックス(複雑)に。オレンジの風味だけでなく、フローラルな香りもあるし、ベリー系のニュアンスも顔を出した。後口に黒糖を感じる。

④50cc/115cc

ちょっとギュッとした感じ。酸がぎこちない。ジューシーさは一番ある。ボディも一番あると思う。


といった感じになりました。ブラインドで味をとってみたら、②か③がいいかなぁ、という結果に。

傾向として、予想通り、お湯の割合が増えると、ペーパードリップっぽい味になっていき、お湯の割合が減るにつれ、フレンチプレスっぽい味になっていきましたね。

「エアロプレスらしい味」を求めるなら、①と④は外していいかな。

これからしばらく別の豆でも③と④の両方をやってみながら、豆の味の傾向との関連性も見ていきたいと思います〜

BASKING COFFEEでは、定期的にコーヒーセミナーを開催しています。

「コーヒー教室〜基本編〜」
「エアロプレスセミナー&ワークショップ」
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(気がつけばなんだかたくさんやってますね・・・)

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