今のところは週に1回ほどしかお店に立っていませんので、 まだ会われてない方もいらっしゃるかと思います。
そこで、 少しでも皆さんにこの謎の男Toshiについて知ってもらおうと、 彼に自分自身について、ここに書いてもらうことになりました。
では、ここからバトンタッチしますね。
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はじめまして、Toshiです!
少し前から、 Baskingの店頭にまだ恐るおそる立っている姿をごくまれに 見かけた人もいるかもしれません。
このおっさんの加入により、男3人となり、 むさ苦しさが増すことになるBaskingですが、 今後ともどうぞよろしくお願いします。
簡単な自己紹介させてもらいますね!少しお付き合いください。
Baskingのオーナー榎原くんとは、 およそ10年来の付き合いになります。
日本人は僕らだけで、周りに何もない農園での日々。 朝早くに起きて洋梨を収穫して、 午後までやってシャワーを浴びて、暗くなるまでぼけっと話す、 の繰り返し。
2週間ほどでしたが、 充実して満たされていたのを覚えいます。
そして、 農園を去る時に「またいつか」と軽い言葉を交わして、 お互いの生活に戻りました。
日本に帰った後は、地元の福岡(北九州の門司出身) で翻訳と印刷関係の会社に就職して博多に住むことに。
オーストラリアの田舎の農園にて |
そんなある日、 なにか見覚えのある人が店頭に立っているのに気がつきました。
そして「 あぁ農園だ!」 という記憶のひらめきと共にお互いの名前を呼び合い、 再会を果たします。
出会ってから一年半くらい後の出来事でした。
それからしばらくして、仕事の関係で博多を離れ、 5年ほどオランダに住むことになります。
その間、 榎原くんは「ハニー珈琲」を退職して独立の準備をしていて、 海外のコーヒー視察にヨーロッパへ来た時はオランダにも遊びにき てくれました。
僕も図々しい部類の人間ですが、 僕の家を僕よりも自分の家のように使う彼は、 シンプルにすごいなと感動したのを今でも思い出します。
2012年ごろのオランダは、 コーヒーをカフェで飲む文化はありつつも、 まだまだスペシャルティコーヒーのお店が少なく、 片手で数えれるくらいでした。
それからブームが訪れ、2- 3年くらいで街のいたるところでキノコのようにニョキニョキ増え ていきます。
そのコーヒー熱に引き寄せられるように、 僕もコーヒーに関わる仕事がしたいと思うようになっていたのです が、仕事を辞める度胸もなく、 夢見るだけの毎日が数年続きました。
その時に愛読していたのがスロバキア発のコーヒー雑誌 Standartでした。
そしてある日、 英語版に書いてあった日本語版2017年発売の文字を見たとき、 いても立ってもいられず、 何か関われることがないかと出版社に直接連絡してみることに。
ここからラッキーも重なり、 Standartの日本語版の編集長を任せてもらえるようになり ました。
昨年末のことです。
コーヒーの雑誌を作っていると、元バリスタだったり、 コーヒー業界が長いと勘違いされることがよくあるのですが、 ズブの素人です。
ただ、その素人にしか見えない世界もあるので、 Baskingで働く上でも、常に消費者目線で、 初心はこれからも大事にしたいと思っています。
コーヒーは、 こういう不思議な出会いやチャンスを生むことがよくあります。
僕がコーヒーを好きなのは、その味はもちろんですが、何より、 こうやって人と人を繋げてくれることです。
Standartはそんなコーヒーのソーシャルで文化的な価値を 伝える雑誌ですし、 Baskingのようなコーヒーショップは出会いを紡ぐ場所だと感じていま す。
これからBaskingの一員として、 日本語版Standartの編集長として、 皆さんと一緒に福岡の街に根付いていきたいと思います。
長くなりましたが、どうぞよろしくお願いします。
Toshiでした。
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