空港では、BSCA(ブラジルスペシャルティコーヒー協会)で今回の案内役を務めるクリスという男が寝ぼけまなこの僕を待っていた。
今回ブラジルに来たのは、BSCAの主催するコーヒーのオークションに参加するためである。
日本からは「BASKING COFFEE」と長崎の「KARIOMONS COFFEE」が招待された。
今日から始まる1週間のプログラム。
予想が着かないこれからの日々にわくわくが止まらない。
サンパウロ市内のホテルまで車を走らせる。
中心地に近づくにつれ、建物に描かれているグラフィティが目に入るようになった。
サンパウロでは、まるで街全体がキャンパスだと言わんばかりに、 あちらこちらにアートとも落書きともとれる、たくさんのグラフィテ ィが描かれている。
この街ではグラフィティに関して規制はないのだろうか。
ホテルに到着すると、カリオモンズの伊藤さんが先にロビーにいた。
今日の夜まで予定は特になかったので、チェックインして、 伊藤さんと昼ごはんを食べに出掛けた。
近所の適当なレストランに入り、クラフトビールとステーキを注文。
ブラジルに来たことを実感。
僕は飛行機の中ではお酒を飲まなかったので(酔っ払いすぎるため)、
長旅のあとにようやくありついたビールは感動的に美味しかった。
夜のウェルカムパーティまで時間があったので、ブラジル現代美術館へ散歩もかねて行ってみる。
「rubem valentim」 というブラジル出身のアーティストの展示があっていた。
きっと人気があるのだろう。観光客よりは地元民で賑わっていた。
知らない土地で情報を入れずに、
夜はウエルカムパーティがあるとのことだったのでホテルのロビーに集まり、他のメンバーと顔を合わせ、共にバスで移動。
僕たちのほかに総勢22名がこのイベントに参加していることが分かった。
ヨーロッパ、アジア、南アメリカ、 北アメリカ、 オーストラリアからやってきた国際色豊かなバイヤー達。
彼らと1週間、一緒に過ごすことになる。
彼らと1週間、一緒に過ごすことになる。
パーティ会場は、今回の企画の主催者であるフィリップが所有するロースタリーだった。
ここには焙煎機だけでなく、大きなカウンターバーもあるし、立派な 生豆の冷蔵保管室もあった。
これだけ空間を贅沢に使えるのは羨ましいなぁ、と思う。
ここには焙煎機だけでなく、大きなカウンターバーもあるし、立派な
なぜか食事はトルコ料理。
ビールや食事をつまみながら、 ゆるい感じでみんなと談笑した。
【サンパウロでのコーヒーショップ巡り】
ここでは、農園経営から焙煎、カフェ、コーヒートレーニング、 輸出業務まで全て自社で行なっていて、 特にコーヒートレーニングに力を入れているとのことだった。
ブラジル国内でもパイオニア的な存在にあたり、
続いて「URBE」。
ここも朝から満席で大盛況だった。
ここも朝から満席で大盛況だった。
テーブルのカードを表にしていれば、 お肉の塊を持った給仕がお皿に肉を切り分けてくれる。 カードを裏返せば、「もういりません」の合図。
のはずだが、裏返していても 何故か目が合ったらすかさず肉を切り分けにくる。
圧がすごい。あと眼力がすごい。
のはずだが、裏返していても
圧がすごい。あと眼力がすごい。
4軒目「coffee lab」
ここはブラジルのナショナルバリスタチャンピオンのお店とのこと 。
お店の空間の使い方が非常に上手く、 友達の家に遊びに来たような雰囲気。
ここで、カルモコーヒーのプロモーションカッピングが行われた。
昼食のシュラスコでがっつりカイピリーニャを飲んでるロースターもいたが、この時間になるとさすがに皆、顔つきも変わり、真剣である。
カップは全体的にクオリティが高かった。
特に気に入ったカップは「Arara」 という新しい品種だったらしく、イエローカトゥアイ とオバナの掛け合わせとのこと。覚えておこう。
この後さらにもう1軒、ショッピングモールの中にある「il barista」というお店でコーヒーを皆で飲む。
この辺りになると、 僕も伊藤さんも時差ぼけのせいか眠気もピーク、 なのにカフェイン過多で頭が冴えているというよく分からない状況 になっていた。
他のメンバーも同様の様子だったが、中国から来ているロースター達だけは例外で、バリスタが淹れるドリップの動画を撮ったり、バリスタにあれこれ質問しまくったりと、最後までやたらと元気だった。初日から濃い1日だった。
続く
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