「スピカ」のブレンドコンセプトは、「毎日ブラックで飲んでも飽きのこない、バランスのよいコーヒー」。
なんですが、実を言うともう一つあって、それは「ミルクとの相性が良い」です。
当店では、カプチーノやアイスラテなどのミルクビバレッジを提供することが多いので、エスプレッソの豆について考えたときに、やはりミルクとの相性が重要だと思ったんです。
僕の考えですが、コーヒーの個性にも色々あって、「エスプレッソ単体のほうが美味しい豆」と、「ミルクと合わせたときの方が美味しい豆」っていうのがあるんじゃないかなと思っています。
ということで今回、再確認を兼ねての「エスプレッソとミルクのバランスの検証」をやってみました。
左から、「グァテマラ・エルソコロ」、「ブレンド・DAY LIGHT」、「ケニア・ングルエリ」、「ブラジル・モンテアレグレ」、「エチオピア・アリチャ」、「エルサルバドル・シェキナ」「ブレンド・ミシェル」、「ブレンド・スピカ」。
それぞれEK-43でエスプレッソを抽出し、約40ccの牛乳を加えました。
以下、印象です。
「グァテマラ・エルソコロ」・・・後口にミルクチョコ、すっきりした感じ。
「ブレンド・DAY LIGHT」・・・厚みのある感じ。バランス良し。酸味をやや感じる。クリーミィ。
「ケニア・ングルエリ」・・酸味が少し強く感じる。オレンジ。豆自体の味の主張強い。ヨーグルト。
「ブラジル・モンテアレグレ」・・・甘い。はちみつ、ナッツを感じる。ミルクキャラメルのような甘さ。
「エチオピア・アリチャ」・・・複雑な風味、とらえどころのない感じ。フルーチェ。ミルクティーのような。ハイビスカス。シルキー。
「エルサルバドル・シェキナ」・・・これもバランス良い。明るい酸を感じるけど違和感ない感じ。フローラル。エレガントな口当たり。
「ブレンド・ミシェル」・・・豆自体の味の主張強い。ビター。ロースティ。
「ブレンド・スピカ」・・・いつもの味。バランス良し。ナッティ、ミルクチョコ、クリーミィ。はちみつ。ほのかにりんご酸。
結論として、やはり「ミルクとの相性」という点から考えると、スピカがいいかな。(まあ、その目的で作りましたから当然と言えば当然か)
新しい発見としては、ブラジルも良かったですね。おお、というような、ブラジルの意外な一面を見て、惚れ直したって感じです。
あと、ケニアは・・・いや、この子は素晴らしいコーヒーなんですよ。ただミルクとの相性は、ちょっと、難しいかな。
ケニアのミルクビバレッジを美味しく淹れれるとしたら、それは技術だと思います。
ケニアはスーパープレーヤーなんだけど、我が強くてチームワークには不得意、ブラジルは普段大人しいけど結構頼れるやつで、アシストがやたらうまい、
みたいな(笑)
要は、みんな違ってみんな良いということですかね(笑)
カフェラテやカプチーノを作るときはエスプレッソとミルクと泡の割合によっても味の印象が変わってきますので、そのあたりも今度書いてみようかな。(この辺の検証は開業前にやってますが再確認)
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BASKING COFFEEではミルクと合わせたときの相性も考えた上で、「ブレンド・スピカ」を使っています。
もし、シングルオリジンのエスプレッソがお飲みになりたいときは、EK43グラインダーを使って+100円でご提供していますので、スタッフにおすすめを聞いてみてくださいね。
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