前回のブログでもお伝えしましたが、コーヒーって、ちょっとした要素で味が大きく変わる。
先日はハンドドリップセミナー&ワークショップを開催しました。
受講者の皆さんに、シンプルなドリップ方法をお伝えし、実際に淹れてもらいます。
この時も全員が同じ豆を同じように淹れているはずなのにそれぞれ味が全く違い、皆さんも驚かれている様子でした。
同じ抽出器具、同じコーヒー豆を使ってこれだけ違いが出るのですから、それがお店であれご自宅であれ、目の前のカップの中にあるコーヒーというものは、それこそ「一期一会」と言ってもいいのではないでしょうか。(一期一会という言葉は茶道から生まれたらしい)
セミナーの様子です。
お湯の分量と時間を意識しながら、円を描くように注いでいきます。
はじめは皆さん苦戦されているようでしたが、何度も繰り返すうちにどんどん上達していきました。
最後まで和気あいあいとした雰囲気ながらも、定員が3人という少人数制ということもあって、かなり集中して出来たと思います。あっという間に終わりがきました。
さて、ここで、セミナーでお伝えした「ハンドドリップの押さえておくべきポイント」を書いておきます。
1.
計りは重要です
粉量とお湯の量をきちんと計ることが美味しいコーヒーのためのファーストステップ。
1杯分 コーヒー豆→16g、お湯の投入量→230cc
2.
スペシャルティコーヒーはお湯の温度は高くてOK
深煎りのコーヒーの場合、85℃くらいが適温とされていましたが、高品質のスペシャルティコーヒーの場合、92℃くらいで淹れてあげるとフレーバーが引き出されやすいです。
3.
抽出時間は2:00〜2:30
タイマーを用意して、大体上記の時間で抽出するのが良いです。
4.1、2、3をいつも固定する。調整するのは挽き目だけにする。