2017年3月29日水曜日

ハンドドリップセミナーを開催しました

コーヒーって本当に面白いですよね。
前回のブログでもお伝えしましたが、コーヒーって、ちょっとした要素で味が大きく変わる。
先日はハンドドリップセミナー&ワークショップを開催しました。
受講者の皆さんに、シンプルなドリップ方法をお伝えし、実際に淹れてもらいます。

この時も全員が同じ豆を同じように淹れているはずなのにそれぞれ味が全く違い、皆さんも驚かれている様子でした。

同じ抽出器具、同じコーヒー豆を使ってこれだけ違いが出るのですから、それがお店であれご自宅であれ、目の前のカップの中にあるコーヒーというものは、それこそ「一期一会」と言ってもいいのではないでしょうか。(一期一会という言葉は茶道から生まれたらしい)

セミナーの様子です。



お湯の分量と時間を意識しながら、円を描くように注いでいきます。
はじめは皆さん苦戦されているようでしたが、何度も繰り返すうちにどんどん上達していきました。

最後まで和気あいあいとした雰囲気ながらも、定員が3人という少人数制ということもあって、かなり集中して出来たと思います。あっという間に終わりがきました。


さて、ここで、セミナーでお伝えした「ハンドドリップの押さえておくべきポイント」を書いておきます。


1.   計りは重要です

粉量とお湯の量をきちんと計ることが美味しいコーヒーのためのファーストステップ。
1杯分 コーヒー豆→16g、お湯の投入量→230cc

2.   スペシャルティコーヒーはお湯の温度は高くてOK
深煎りのコーヒーの場合、85℃くらいが適温とされていましたが、高品質のスペシャルティコーヒーの場合、92℃くらいで淹れてあげるとフレーバーが引き出されやすいです。
3.   抽出時間は2:002:30
タイマーを用意して、大体上記の時間で抽出するのが良いです。


4.1、2、3をいつも固定する。調整するのは挽き目だけにする。 






2017年3月22日水曜日

最近のエアロプレス検証

さて、今回は少しだけマニアックなお話を。

BASKING COFFEEでは、コーヒーの味を向上させるため、時間があれば色々なコーヒーの検証をやっています。
まぁ今まで本当にあらゆることをやってきました。
これからできるだけ検証結果をここに書き綴って、皆さんと共有出来ればと思います。

先日は「エアロプレス」の検証をやってました。

ちなみに当店の基本レシピは3通りあるのですが、今回はその中の一つに焦点を当てました。


レシピ:

豆:16g(ケニア・ングルエリを使用)
お湯:85℃で215cc
挽き目:少し粗め
ポジション:スタンダードポジション


  1. 50ccのお湯を注いで3回混ぜる
  2. 30秒間蒸らす
  3. さらに30ccお湯を注ぐ
  4. 50秒かけてプレス
  5. 95ccのお湯を加え、混ぜて出来上がり

このレシピで、赤字の部分を変えて4通り抽出してみました。

①20cc/85cc
②30cc/95cc
③40cc/105cc
④50cc/115cc

原液と、それを割るお湯の量の割合の検証です。




TATSUYA氏に淹れてもらう・・・。







さて、どんな違いが出るのか、またどの味が一番美味しく、豆の個性を引き出せているか。



①20cc/85cc

flatな印象。お湯感でいうんですかね、紅茶っぽい。ライトボディ。オレンジの酸が細く長く続く。ケニアの華やかな印象は際立っています。

②30cc/95cc

①に比べ、よりジューシーさが増した。酸味がより骨太になった感じ。余韻が長くつづく。滑らかな質感。

③40cc/105cc



よりコンプレックス(複雑)に。オレンジの風味だけでなく、フローラルな香りもあるし、ベリー系のニュアンスも顔を出した。後口に黒糖を感じる。

④50cc/115cc

ちょっとギュッとした感じ。酸がぎこちない。ジューシーさは一番ある。ボディも一番あると思う。


といった感じになりました。ブラインドで味をとってみたら、②か③がいいかなぁ、という結果に。

傾向として、予想通り、お湯の割合が増えると、ペーパードリップっぽい味になっていき、お湯の割合が減るにつれ、フレンチプレスっぽい味になっていきましたね。

「エアロプレスらしい味」を求めるなら、①と④は外していいかな。

これからしばらく別の豆でも③と④の両方をやってみながら、豆の味の傾向との関連性も見ていきたいと思います〜

BASKING COFFEEでは、定期的にコーヒーセミナーを開催しています。

「コーヒー教室〜基本編〜」
「エアロプレスセミナー&ワークショップ」
「ハンドドリップセミナー&ワークショップ」
「ラテアート初級セミナー」
「焙煎見学」

(気がつけばなんだかたくさんやってますね・・・)

ご興味ある方はいつでもお店でお声掛けください。

Facebook ページはこちらhttps://www.facebook.com/baskingcoffee/


BASKING COFFEEオンラインショップはこちら☞http://baskingcoffee.shop-pro.jp



2017年3月17日金曜日

kurasuさんより、記事がアップされました。

京都にある「kurasu」さんが、BASKING COFFEEのことについて記事を書いてくださいました。僕のコーヒーに出会うまでの話や、コーヒーに対する想いを、素敵な写真と共にとても上手にまとめてくれています。

もし良かったら読んでみてください。


https://kurasu.kyoto/blogs/kurasu-journal/basking-coffee-kurasucoffee-roaster


2017年3月11日土曜日

京都出張へ

先日は京都へ、『Nordic Approach』のニュークロップ・カッピングに参加してきました。

『Nordic Approach』とは、ノルウェーに本社を置く生豆商社です。

彼らの活動には以前から注目していましたが、今回ノルウェーから来られたJoakimさんのお話を聞いて、非常に共感したところがありました。
Nordic Approach

彼らの “Unique green coffee / Transparent sourcing= 特別なグリーンコーヒーを明確なルートで調達”というコンセプトは、先日僕自身がコスタリカの産地で感じたことと重なります。

サンプルカッピングの際、Joakimさんは生産者へ支払う額、税金、輸出にかかる費用、など細かなところまで明確に示してくれました。

また、最終的な価格に占める生産者への還元率は、元来のものと比べ、非常に高くなっていることも共感しました。

第一には品質。これは一貫して変わることはないですが、こういった「透明性」も、これからのダイレクトトレードにおいて最重要項目の一つになってくるとぼくは思います。

今回36サンプルをカッピングしましたが、(なかなかの長丁場で、後半はだいぶ集中力も切れてきてしまいましたが。。)全体的にレベルが高く、そのうちのいくつかは購入を考えています。

BASKING COFFEEは、直接買い付けも少しづつ増やしていくのと平行して、こういった価値観の近い商社とともに、スペシャルティコーヒーを広めることに努めていきたいと思います。

Nordic Approachの豆が店頭に並ぶときはまた、こちらで報告しますね。









2017年3月6日月曜日

3月のセミナー&ワークショップ

“家庭でのコーヒーをもっと愉しもう!”

「コーヒー教室〜基本編〜」に続いて、今月から2ヶ月に1度「ハンドドリップセミナー&ワークショップ初級編」「エアロプレスセミナー&ワークショップ初級編」を開催していこうと思います。


「コーヒー教室〜基本編〜」も開店当初から2ヶ月に一度くらいの頻度で開催してきました。こちらは、おすすめの淹れ方である「フレンチプレス」で美味しく淹れるこつ、産地のお話や、スペシャルティコーヒーについてのお話など、まずは基本をしっかりとマスターされたい方へ向けてのセミナーです。

とはいえ、当店は「コーヒーを淹れるなら絶対フレンチプレス!」というスタンスではなく、「お米と同じように、原料が良ければあとはみなさんのお好みで楽しんでくれればそれでOK」です。

今でも、当店でコーヒー豆を買ってくださる方々のなかにはペーパードリップで飲まれる方もたくさんいらっしゃいます。

どうせなら、ご自宅で淹れる方法がなんであれ、美味しく淹れるこつを知り、日々のコーヒーライフがより充実になればいいですよね。
また、色々な抽出方法を知ることで、コーヒーに対する興味が深まってもらえれば、僕としても嬉しい限りです。

ですので、今回はハンドドリップもエアロプレスも、できる限り簡単な方法をお伝えしたいと考えています!

少人数制ですので、ご希望の方はお早めにご予約されることをおすすめいたします。


STEP1.

Hand Drip SeminarWorkshop
For Beginners



定員3


日時324日(水) 11:0012:30

参加費 1500
コーヒー豆50gのお土産つき
★参加された方は器具類すべて10%OFF


一番簡単なペーパードリップの淹れ方講座。

美味しく淹れるちょっとしたこつをお伝えし、実際に皆様に淹れて頂きます。


STEP2.

Aeropress SeminarWorkshop
For Beginners】



定員3

日時328日(火) 11:0012:3011:0012:30

参加費 1500
コーヒー豆50gのお土産つきのお土産つき
★参加された方は器具類すべて10%OFF


ドリップやフレンチプレスとも違うエアロプレス。
3通りのレシピで皆様に実際に淹れて頂きながら、
当店のオリジナルレシピをマスターすることを目標にします。

ご予約は店頭、Facebookのメッセージ、お電話にて承ります。
092-682-5515 担当 エノハラ


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他にも「ラテアートセミナー」、「焙煎見学&テイスティング」など、様々なセミナー&ワークショップを催しております。ご興味がある方は気兼ねなくスタッフにお尋ねくださいね。

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2017年3月1日水曜日

世界のコーヒー消費量トップ30


画像はTRIPGRAPHCSより転用)

世界各国の1人あたりの年間コーヒー消費量を、コーヒーカップ(120cc)の杯数で換算すると、こんな感じになるそうです。

・・・いやぁ、ルクセンブルグ、ダントツですね。
一人あたり1日平均7.79杯ですよ。信じられない!水でもそんなに飲まない。行ってみたいなぁ、ルクセンブルグ。

やはりヨーロッパ、特に北欧はよく飲まれていますね。
以前北欧を訪れたとき、カフェの多さに驚きました。しかも全体的にクオリティが高い。地理的な要素が関係しているのかな?

ちなみに日本は29位だそうです。一人当たりの1日平均は0.93杯。
まあ、日本はお茶や紅茶もよく飲まれてますしね。

日本がコーヒー消費量で世界一位を目指す必要はないと思いますが、コーヒー屋として、美味しいコーヒー今より多くの人にとって身近な存在なればな、と思う今日この頃です。

頑張ろう。

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