2018年5月26日土曜日

アイスコーヒーの作り方。〜上級編〜

大した話ではありませんが、ちょっとしたヒントになれば・・・。

〜アイスコーヒーを自宅で淹れる時は〜

いつもお客さんに伝えているのは、「ホットで淹れるときの半分の量のお湯で抽出して、同量の氷で急冷する」やり方です。

具体的に言うと、

【フレンチプレス】

HOT
豆16g 湯280cc

ICE
豆16g 湯140cc 氷140cc

【ハンドドリップ】

HOT
豆16g 湯230cc

ICE
豆16g 湯115cc 氷115cc

【エアロプレス】

HOT
豆16g 湯216cc

ICE
豆16g 氷108cc 湯108cc (=1:1)

と言った感じです。

で、もう少し踏み込んで説明しますと、

「コーヒー豆の特性によって氷とお湯の割合を微調整するのもあり」です。

例えばエアロプレスで淹れる際、豆の量は変えず、

氷86cc 湯130cc(=4:6) ②氷130cc 湯86cc(=6:4)

この2つでも味の違いが現れます。

氷の割合が少なくなると(①)、マウスフィールに厚みと重さがでて、風味の濃縮感が強くなる感じです。逆に氷の割合が多くなると(②)、透明感が出て、酸味がややシャープになり、後口の余韻に複雑な風味が残ります。


左が①と右が②です。色味も違いますね。


BASKINGのラインナップだと、

ブラジル、エルサルバドル、ナチュラルプロセスの豆、深煎りの豆などボディや甘さを強調したいとき
→①

エチオピア、ルワンダ、コスタリカ、フリィウォッシュトの豆など酸の明るさや果実感を強調したいとき
→②

にすると、より個性を活かせるかなと思います。

ただし、お湯が極端に少なくなりすぎたら、粉の成分を十分に引き出す前に抽出が終了してしまいますので注意。

他の淹れ方でも同様で、豆の鮮度や特性にあわせて、レシピを固定せず、豆と会話するようにコーヒーを淹れるのも、一つの楽しみだなぁと、僕は思っています。

ぜひ、遊びの幅を拡げて、自由にコーヒーを淹れてみてください!!


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2018年5月16日水曜日

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