2018年9月18日火曜日

BASKING COFFEE'S PHILOSOPHY〜店主の仕事観〜


開業当初に走り書きしたメモ。

「働く」「遊ぶ」「学ぶ」

ぼくはこの3つの要素は、相互的に強く影響しあっていると思っています。

ここでいう 「遊ぶ」とは、「無目的に、自分の好奇心の赴くまま何かに取り組むこと」と定義します。

小さな子どもを観察していると、遊ぶことの大事さに気付かされます。
いや思い出させられるか。

まだ固定観念がない子ども達にとっては「遊びから学びを得ていく」ということがごくごく自然なことのようです。

遊ぶことによって学びを得ていき、その学びが積み重なったときに、「一芸に秀でる」ことができる。そこに社会的価値が生まれることがあると思うのです。

つまり、そのとき「遊び」がその人の「仕事」になる。

ただし、「どれだけ本気で遊んだか」が大事で、何となくやっているだけではその分野において突出することはなかなか難しい。

本人にとっては「努力している」という自覚はなくても、周りからあいつクレイジーだと言われるほど、のめり込んで遊ぶということです。

逆に、「俺、努力しているなぁ」とか思ってしまうようなものは、その人に向いていないのかも知れません。


また、その人は「仕事」を通じて人生を学ぶことができます。

僕自身、いつもコーヒーからたくさんのことを学んでいます。

積み重ねていくことの大切さや、人間関係、物事をコントロールしようとしないこと、対象をリスペクトすること、など。

きっと、どんな種類の仕事にも、人生についての大切なヒントが含まれていて、僕たち次第で、そこから学びを得ていけるものではないでしょうか。おそらく無限に。



そして学ぶことで人は変化し、その人の「遊び」もまた変化していきます。
以前は興味がなかったはずのものの面白みが理解できるようになったり、出会う人も変化して、そこからまた新しい世界を知っていく。

全部がダイナミックに相互作用をしていて、補完し合い、影響を与え合いながら、自分を形成していく要素になる。

そういう意味では、コーヒー屋という仕事はぼくにとって、「仕事」であり「遊び」であり「学び」です。

終わりのないライフワークみたいなものですかね・・・。

この開業時にあったこの個人的な仕事観は、BASKING COFFEEが「チーム」となった今でも、根幹部分としてずっとあるような気がしています。


続くかも


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