2017年11月26日日曜日

ミルのすゝめ【入門用】

BASKING COFFEEでは、コーヒー豆を購入してご自宅で飲まれる方には、ミルの購入をおすすめしています。

コーヒーは、豆の状態なら焙煎してからだいたい3週間くらいは美味しく飲めますが、挽いてしまうと空気に触れる表面積が何倍にもなってしまうため、豆の状態に比べ劣化が早まり、1週間も経つと本来の風味はかなり失われてしまいます。(個人的見解)

当店で販売している手挽きのミルが安価で挽き目も調整できるので、おすすめしたいところですが、忙しい毎日を送っている方にとっては「手挽きミルは時間がかかりすぎてしまう」との声もよく聞きます。

かといって、「ナイスカットG」くらいになるとちょっと高価すぎるため手が出にくいようです。(本当はこれくらいのもを買ってもらうのが一番なんですが・・・)

なかなか難しいところ。

なので、僕たちの提案として以前も販売していた「CM50」を皆さんにおすすめしようと考えています。


当店で販売しているCM50


やり方はこんな感じです。

豆を計ってセット。



今回は40gでやってみます。

ボタンを押すとプロペラが回り、豆を粉砕します。

なるべく均一に挽けるように、振りながら。

10秒ほどで挽けます。


挽き終えたらキッチンペーパーなどで拭きましょう。




正直、ナイスカットGなどの方が性能は圧倒的に上なんですが、操作も簡単で、手挽きに比べ早く挽けるので(50gを15秒ほどで挽ける)、時間がない方への入門用としてはいいのかなぁ、と。

「均一に挽くこつ」というのがありますので、店頭にて、このCM50のデモンストレーションを始めています。

写真どうやって挽いたらいいか、実際に豆を挽くところを見て頂きながらこつをお伝えします。

かつ!

当店でこちらCM50の、レンタルサービルを開始します。
1ヶ月間の無料貸し出しです。


まず、挽きたての美味しさや香りを体験してもらいたい。
挽いた状態と豆の状態で1週間経ったときの、あの違いを知ってもらいたい。


新鮮な豆を、挽きたてで淹れるところから、一段階上のコーヒーライフは始まると思います!

もし店頭で気になったら、お気軽にお声かけくださいね。

BASKING COFFEEのオンラインショップ











2017年11月10日金曜日

イベント情報【Things can change〜Christmas~】開催のお知らせ】

去年の9月に、警固にある「on the leaf」さんと共にコーヒーと植物のコラボイベント「Things can change」を催しました。

本当にたくさんの方々に来て頂き、お陰さまで大盛り上がりのイベントとなりました。







それから1年以上が経ち・・・。

再び、この「Things can change」を、12月に開催することが決まりました!

今回は「クリスマスバージョン」です。


〜ご案内〜





Things can change
「緑の中で、コーヒーを。」

グリーンショップ「on the leaf」がBASKING COFFEEを緑で飾ります。
植物などはもちろんその場でご購入可能。

日時 
12月2日(土)10:00~17:00
12月3日(日)10:00~17:00

場所 
BASKNG COFFEE

協賛
東海住宅販売株式会社

企画
410LLC

今回、on the leafさんにはクリスマス用のリースもご用意して頂くことになっています。
今年はどんな風に表現されるのか、僕たちも非常に楽しみです!

BASKINGの方では、2日間限定ブレンド『thing can change』を販売したり、ホットワインなんかもだしちゃいます。

盛り上がりそう。皆さん、お楽しみに!


『on the leaf』のFacebookページ
https://www.facebook.com/ontheleaf9143/

お問い合わせは
092-682-5515
BASKING COFFEE エノハラまで




2017年11月5日日曜日

新メンバー「Toshi」について

最近BASKINGに加わった新しいメンバーToshi。



今のところは週に1回ほどしかお店に立っていませんので、まだ会われてない方もいらっしゃるかと思います。
そこで、少しでも皆さんにこの謎の男Toshiについて知ってもらおうと、彼に自分自身について、ここに書いてもらうことになりました。
では、ここからバトンタッチしますね。

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はじめまして、Toshiです!
少し前から、Baskingの店頭にまだ恐るおそる立っている姿をごくまれに見かけた人もいるかもしれません。

このおっさんの加入により、男3人となり、むさ苦しさが増すことになるBaskingですが、今後ともどうぞよろしくお願いします。

簡単な自己紹介させてもらいますね!少しお付き合いください。

Baskingのオーナー榎原くんとは、およそ10年来の付き合いになります。

ちょうど僕がオーストラリアのメルボルンにある大学での修学を終え、帰りの飛行機代を稼ぐために洋梨農園でフルーツピッキングのアルバイトをしていたときに、同じ農園で働くことになったのが、世界旅行をスタートした彼でした。

日本人は僕らだけで、周りに何もない農園での日々。朝早くに起きて洋梨を収穫して、午後までやってシャワーを浴びて、暗くなるまでぼけっと話す、の繰り返し。
2週間ほどでしたが、充実して満たされていたのを覚えいます。

そして、農園を去る時に「またいつか」と軽い言葉を交わして、お互いの生活に戻りました。



日本に帰った後は、地元の福岡(北九州の門司出身)で翻訳と印刷関係の会社に就職して博多に住むことに。
オーストラリアの田舎の農園にて
昔からコーヒーを飲むのは好きだったので、“スペシャルティコーヒー”という聞いたことないけど飲んでいたらカッコよさげなコーヒーを取り扱っている「ハニー珈琲」によく行っていました。

それまではオーストラリアでよく飲んでいたのはラテやカプチーノ、ロングブラック(日本でいうアメリカーノのようなもの)といったエスプレッソベースの飲み物だったので、フレンチプレスで淹れられたコーヒーを飲んだ時に驚いたのをよく覚えています。

そんなある日、なにか見覚えのある人が店頭に立っているのに気がつきました。

名札には〔見習い〕の文字。
おそらくお互いにどこで会ったかなぁなんて考えながら、記憶を掘り起こす作業が五分後ほど続きました。
そして「あぁ農園だ!」という記憶のひらめきと共にお互いの名前を呼び合い、再会を果たします。

出会ってから一年半くらい後の出来事でした。

それからしばらくして、仕事の関係で博多を離れ、5年ほどオランダに住むことになります。
その間、榎原くんは「ハニー珈琲」を退職して独立の準備をしていて、海外のコーヒー視察にヨーロッパへ来た時はオランダにも遊びにきてくれました。

僕も図々しい部類の人間ですが、僕の家を僕よりも自分の家のように使う彼は、シンプルにすごいなと感動したのを今でも思い出します。


2012年ごろのオランダは、コーヒーをカフェで飲む文化はありつつも、まだまだスペシャルティコーヒーのお店が少なく、片手で数えれるくらいでした。
それからブームが訪れ、2-3年くらいで街のいたるところでキノコのようにニョキニョキ増えていきます。
そのコーヒー熱に引き寄せられるように、僕もコーヒーに関わる仕事がしたいと思うようになっていたのですが、仕事を辞める度胸もなく、夢見るだけの毎日が数年続きました。

その時に愛読していたのがスロバキア発のコーヒー雑誌 Standartでした。
そしてある日、英語版に書いてあった日本語版2017年発売の文字を見たとき、いても立ってもいられず、何か関われることがないかと出版社に直接連絡してみることに。

ここからラッキーも重なり、Standartの日本語版の編集長を任せてもらえるようになりました。
昨年末のことです。
今年の4月に勤めていた会社を去った後、家族と一緒に日本へ帰国しました。

コーヒーの雑誌を作っていると、元バリスタだったり、コーヒー業界が長いと勘違いされることがよくあるのですが、ズブの素人です。
ただ、その素人にしか見えない世界もあるので、Baskingで働く上でも、常に消費者目線で、初心はこれからも大事にしたいと思っています。

コーヒーは、こういう不思議な出会いやチャンスを生むことがよくあります。

今回お話したこと以外にも、コーヒーやカフェでの時間がもたらした出会いがたくさんあります
僕がコーヒーを好きなのは、その味はもちろんですが、何より、こうやって人と人を繋げてくれることです。
Standartはそんなコーヒーのソーシャルで文化的な価値を伝える雑誌ですし、Baskingのようなコーヒーショップは出会いを紡ぐ場所だと感じています。

これからBaskingの一員として、日本語版Standartの編集長として、皆さんと一緒に福岡の街に根付いていきたいと思います。


長くなりましたが、どうぞよろしくお願いします。

Toshiでした。