2017年12月31日日曜日

大晦日です。

2017年ももうすぐ終わり。

毎年思うことなのだろうけれど、今年も激動の一年でした。

まず、初めてコスタリカへ生豆の買い付けに行くことができました。

この出来事は、「自分たちのコーヒーのクオリティを産地レベルで向上させる」という、BASKING COFFEEの根幹となるフィロソフィーに繋がっています。

これからも毎年生産者と会って、農園の施設やコーヒーの木や土や肥料などについて話し合いながら、もっともっと美味しいコーヒーを皆さんに届けていきたい。


次に、頼もしい仲間が増えたこと。

tatsuyaさんはもうBASKINGで働き始めて一年経ち、ほとんどお店を任せられるくらいになったし、それに最近加わったtoshiとayanoにしても、すでに相当頼りにしています(笑)。

本当、皆それぞれ僕が持っていないものを持ってるんですよ。
1人からスタートさせたお店だけに、このチーム力というのか、“人の掛け合わされた力の大きさ”というものに驚いています。

なので、僕もまたたくさんやりたいことが増えてきて(笑)、来年のことがますます楽しみになってきました。

いいですね、この仕事。本当にお店を開いた3年半前から常々感じています。

まぁ、そう感じることができるのも、暖かいお客さんたちにいつも支えてもらってるのが大きいので
しょうけどね!

ということで、今年も一年本当にありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いします。

皆様にとって、良い一年となりますように。


All we need is love,humor,and coffee.



BASKING COFFEEのオンラインショップ
(12月31日から1月4日までお休み。5日より再開です)

2017年12月11日月曜日

カカオ研究所×BASKING COFFEE

飯塚に「カカオ研究所」というビーン・トゥ・バーのお店があります。
お店はこんな感じ。



カカオ研究所のホームページ
http://cacaoken.com


Night baskingで提供している「カカオ3種」「フォンダンショコラ」は、こちらカカオ研究所さんのものを使用しています。

オーナーご夫婦は毎月、カカオの産地ベトナムへ出張へ行かれ、カカオを探求されておられます。

実は、僕はチョコレートが大好きで、一時期は「コーヒーとカカオチョコレートのお店」をやろうかと思っていたほどなんです。

でも今は、こうしてコーヒーのお店に、好きなチョコレートを販売できることが何より楽しい。

あ、それで今回の話しなんですが、カカオ研究所さんにチョコレートバーの中に、コーヒーを入れた商品を作ってもらいました。

使用しているのは我らが「Los Robles/ Costa Rica」。

何度かコーヒーの粉の粒度を試作して頂き、ようやく完成に至りました。



鮮やかなスカイブルーのパッケージの帯はBASKINGのデザイナーさんに作ってもらいました。
ギフトなどにも良さそうですね。



封を開けると、カカオとコーヒーの香りが。
いやぁチョコレートってビジュアルも格好いいんですよね。アンティークな感じで。



コーヒーが入ってます。

早速、tatsuyaさんに食べてもらいましょう。









幸せそうですね。
思った以上に美味しかった模様です。

と言うことで、気になる方はカウンターに試食も用意しているのでぜひ一口食べてみてください!







2017年12月6日水曜日

スタッフtatsuyaが綴るブログ


「コーヒーが好き」



その想いは皆さんと何ら変わらないところから、それが自分の職業になったのは約一年前の話です。


ご存知の方も多いですが、僕がBASKING COFFEEのスタッフとしてお店に立つまでの話を簡単に。

生まれは広島。じゃけーじゃけーと語尾に唱えながら、人生のほとんどを地元で過ごしました。
僕の職歴は長く、高校を早々とドロップアウトし今までずっと働いてきたわけですが、昨年までの約13年間は某ブランドでアパレルの販売をしていました。
ファッションが好きだったんですねー。買ったばかりの服に袖を通すと気分が高揚しましたし、今でもコーディネイトがイマイチな日は一日テンションが上がらないのは変わりません。ズーンです。
福岡に来た理由も前職の転勤によるものでした。

小学生の頃から、両親の影響もありコーヒーを好んで飲んでいた自分はなんて大人なんだろうと悦に入っていましたが、それもネスカフェなんですけどね。砂糖なしで飲めるようになった日にゃもう一段階グンった上がった気分でしたよ。

それから時は流れ、セカンドウェーブと言われるスターバックスの登場により本格的にコーヒーにハマっていったわけです。
そんなスターバックスに染まっていたタツヤ青年は福岡に来て衝撃を受けました。

スペシャルティコーヒー!なんて、なんて美味いんじゃ!

たくさんの国、数え切れないほどの農園と生産者、それによって全く違う様々なフレーバー。
そしてそれらを扱うコーヒーショップがこんなにもある福岡を天国と感じたのは言うまでもありません。
その日買った豆袋のラベルをノートに貼り付け記録し、その日飲んだコーヒーを忘れないうちにスマホにメモし、コーヒー関連の書籍を読む。30過ぎたおっさんなのにそんな日々を過ごしていました。
いつしか将来コーヒー屋になりたいという夢を漠然と描き始めていた矢先、何度目かの人生の岐路に立つことになります。
勤務していた店舗が閉店することになり転勤になるかも、という状況になったのです。
もやっとした気持ちを抱えて、美味しいコーヒーを飲みにBASKING COFFEEに向かい将来の夢も交えて店主の榎原さんに話したのを覚えています。
後日…

「うちで働きませんか?」

と榎原さん。
考えることなんてありません、YESです!
シロウトな舌を持つ僕でしたが、それでも自分の中で確実に最高に美味しい、BESTだと思っていたBASKING COFFEEで働けるなんてこれほど嬉しいことはありません、YESです!
それ以来僕は自分の直感に従うようにしています。働き始めて9月で1年を迎えましたが、とにかくずっと毎日が楽しく価値のある日々で幸せですから。

僕はゆくゆく地元広島に戻ります。
こんなにも人を幸せにするコーヒーを地元の人たちにも飲んでほしい。
みんなの日常にもう一色の彩りを添えたい。
そして願わくば、この素敵な仕事を僕と同じように憧れ広めたいと強く思う人がもっと増えてほしい。

広島にはスペシャルティコーヒー文化が福岡ほど根付いていないので、地盤を作ることに相当骨が折れるであろうことはこの度の帰省でも改めて痛感しましたね。タイヘンです。
でも必ず、美味しいコーヒーを提供し続けて常に考えることをやめなければコーヒーにとって明るい未来が待っていると信じています。

未だに自分をバリスタと名乗ることにしっくりこないほど半人前の自分ですが、一人前として飛び立つその日までもうしばらくお付き合いください。
今も僕がコーヒーを入れ続けていられるのも本当に皆様のおかげです!LOVE!

長々と読んでいただきありがとうございました。今日もお店でお待ちしています!





写真は万太郎さんより

2017年12月4日月曜日

Things can change写真展

12月2日、3日に行われた「Things can change」。

お越し下さった皆様、ありがとうございました。

お店に来てくれたお客さんの、うわぁ〜と驚く反応が何より嬉しかったです。

賑やかで、いい雰囲気で。僕たちも、ほんとうに楽しい2日間でした。

また来年もやりたいですね。

いくつか僕の写真と、お客様が撮ってくれた写真を。



























ちなみに、店内のビッグサイズのリースとキラキライルミネーションは、クリスマスまでそのまま設置しています。
見逃しちゃった、という方はぜひ一度見に来てください!





2017年11月26日日曜日

ミルのすゝめ【入門用】

BASKING COFFEEでは、コーヒー豆を購入してご自宅で飲まれる方には、ミルの購入をおすすめしています。

コーヒーは、豆の状態なら焙煎してからだいたい3週間くらいは美味しく飲めますが、挽いてしまうと空気に触れる表面積が何倍にもなってしまうため、豆の状態に比べ劣化が早まり、1週間も経つと本来の風味はかなり失われてしまいます。(個人的見解)

当店で販売している手挽きのミルが安価で挽き目も調整できるので、おすすめしたいところですが、忙しい毎日を送っている方にとっては「手挽きミルは時間がかかりすぎてしまう」との声もよく聞きます。

かといって、「ナイスカットG」くらいになるとちょっと高価すぎるため手が出にくいようです。(本当はこれくらいのもを買ってもらうのが一番なんですが・・・)

なかなか難しいところ。

なので、僕たちの提案として以前も販売していた「CM50」を皆さんにおすすめしようと考えています。


当店で販売しているCM50


やり方はこんな感じです。

豆を計ってセット。



今回は40gでやってみます。

ボタンを押すとプロペラが回り、豆を粉砕します。

なるべく均一に挽けるように、振りながら。

10秒ほどで挽けます。


挽き終えたらキッチンペーパーなどで拭きましょう。




正直、ナイスカットGなどの方が性能は圧倒的に上なんですが、操作も簡単で、手挽きに比べ早く挽けるので(50gを15秒ほどで挽ける)、時間がない方への入門用としてはいいのかなぁ、と。

「均一に挽くこつ」というのがありますので、店頭にて、このCM50のデモンストレーションを始めています。

写真どうやって挽いたらいいか、実際に豆を挽くところを見て頂きながらこつをお伝えします。

かつ!

当店でこちらCM50の、レンタルサービルを開始します。
1ヶ月間の無料貸し出しです。


まず、挽きたての美味しさや香りを体験してもらいたい。
挽いた状態と豆の状態で1週間経ったときの、あの違いを知ってもらいたい。


新鮮な豆を、挽きたてで淹れるところから、一段階上のコーヒーライフは始まると思います!

もし店頭で気になったら、お気軽にお声かけくださいね。

BASKING COFFEEのオンラインショップ











2017年11月10日金曜日

イベント情報【Things can change〜Christmas~】開催のお知らせ】

去年の9月に、警固にある「on the leaf」さんと共にコーヒーと植物のコラボイベント「Things can change」を催しました。

本当にたくさんの方々に来て頂き、お陰さまで大盛り上がりのイベントとなりました。







それから1年以上が経ち・・・。

再び、この「Things can change」を、12月に開催することが決まりました!

今回は「クリスマスバージョン」です。


〜ご案内〜





Things can change
「緑の中で、コーヒーを。」

グリーンショップ「on the leaf」がBASKING COFFEEを緑で飾ります。
植物などはもちろんその場でご購入可能。

日時 
12月2日(土)10:00~17:00
12月3日(日)10:00~17:00

場所 
BASKNG COFFEE

協賛
東海住宅販売株式会社

企画
410LLC

今回、on the leafさんにはクリスマス用のリースもご用意して頂くことになっています。
今年はどんな風に表現されるのか、僕たちも非常に楽しみです!

BASKINGの方では、2日間限定ブレンド『thing can change』を販売したり、ホットワインなんかもだしちゃいます。

盛り上がりそう。皆さん、お楽しみに!


『on the leaf』のFacebookページ
https://www.facebook.com/ontheleaf9143/

お問い合わせは
092-682-5515
BASKING COFFEE エノハラまで




2017年11月5日日曜日

新メンバー「Toshi」について

最近BASKINGに加わった新しいメンバーToshi。



今のところは週に1回ほどしかお店に立っていませんので、まだ会われてない方もいらっしゃるかと思います。
そこで、少しでも皆さんにこの謎の男Toshiについて知ってもらおうと、彼に自分自身について、ここに書いてもらうことになりました。
では、ここからバトンタッチしますね。

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はじめまして、Toshiです!
少し前から、Baskingの店頭にまだ恐るおそる立っている姿をごくまれに見かけた人もいるかもしれません。

このおっさんの加入により、男3人となり、むさ苦しさが増すことになるBaskingですが、今後ともどうぞよろしくお願いします。

簡単な自己紹介させてもらいますね!少しお付き合いください。

Baskingのオーナー榎原くんとは、およそ10年来の付き合いになります。

ちょうど僕がオーストラリアのメルボルンにある大学での修学を終え、帰りの飛行機代を稼ぐために洋梨農園でフルーツピッキングのアルバイトをしていたときに、同じ農園で働くことになったのが、世界旅行をスタートした彼でした。

日本人は僕らだけで、周りに何もない農園での日々。朝早くに起きて洋梨を収穫して、午後までやってシャワーを浴びて、暗くなるまでぼけっと話す、の繰り返し。
2週間ほどでしたが、充実して満たされていたのを覚えいます。

そして、農園を去る時に「またいつか」と軽い言葉を交わして、お互いの生活に戻りました。



日本に帰った後は、地元の福岡(北九州の門司出身)で翻訳と印刷関係の会社に就職して博多に住むことに。
オーストラリアの田舎の農園にて
昔からコーヒーを飲むのは好きだったので、“スペシャルティコーヒー”という聞いたことないけど飲んでいたらカッコよさげなコーヒーを取り扱っている「ハニー珈琲」によく行っていました。

それまではオーストラリアでよく飲んでいたのはラテやカプチーノ、ロングブラック(日本でいうアメリカーノのようなもの)といったエスプレッソベースの飲み物だったので、フレンチプレスで淹れられたコーヒーを飲んだ時に驚いたのをよく覚えています。

そんなある日、なにか見覚えのある人が店頭に立っているのに気がつきました。

名札には〔見習い〕の文字。
おそらくお互いにどこで会ったかなぁなんて考えながら、記憶を掘り起こす作業が五分後ほど続きました。
そして「あぁ農園だ!」という記憶のひらめきと共にお互いの名前を呼び合い、再会を果たします。

出会ってから一年半くらい後の出来事でした。

それからしばらくして、仕事の関係で博多を離れ、5年ほどオランダに住むことになります。
その間、榎原くんは「ハニー珈琲」を退職して独立の準備をしていて、海外のコーヒー視察にヨーロッパへ来た時はオランダにも遊びにきてくれました。

僕も図々しい部類の人間ですが、僕の家を僕よりも自分の家のように使う彼は、シンプルにすごいなと感動したのを今でも思い出します。


2012年ごろのオランダは、コーヒーをカフェで飲む文化はありつつも、まだまだスペシャルティコーヒーのお店が少なく、片手で数えれるくらいでした。
それからブームが訪れ、2-3年くらいで街のいたるところでキノコのようにニョキニョキ増えていきます。
そのコーヒー熱に引き寄せられるように、僕もコーヒーに関わる仕事がしたいと思うようになっていたのですが、仕事を辞める度胸もなく、夢見るだけの毎日が数年続きました。

その時に愛読していたのがスロバキア発のコーヒー雑誌 Standartでした。
そしてある日、英語版に書いてあった日本語版2017年発売の文字を見たとき、いても立ってもいられず、何か関われることがないかと出版社に直接連絡してみることに。

ここからラッキーも重なり、Standartの日本語版の編集長を任せてもらえるようになりました。
昨年末のことです。
今年の4月に勤めていた会社を去った後、家族と一緒に日本へ帰国しました。

コーヒーの雑誌を作っていると、元バリスタだったり、コーヒー業界が長いと勘違いされることがよくあるのですが、ズブの素人です。
ただ、その素人にしか見えない世界もあるので、Baskingで働く上でも、常に消費者目線で、初心はこれからも大事にしたいと思っています。

コーヒーは、こういう不思議な出会いやチャンスを生むことがよくあります。

今回お話したこと以外にも、コーヒーやカフェでの時間がもたらした出会いがたくさんあります
僕がコーヒーを好きなのは、その味はもちろんですが、何より、こうやって人と人を繋げてくれることです。
Standartはそんなコーヒーのソーシャルで文化的な価値を伝える雑誌ですし、Baskingのようなコーヒーショップは出会いを紡ぐ場所だと感じています。

これからBaskingの一員として、日本語版Standartの編集長として、皆さんと一緒に福岡の街に根付いていきたいと思います。


長くなりましたが、どうぞよろしくお願いします。

Toshiでした。