エスプレッソとは、20gほどの細かく挽いたコーヒーに9気圧の圧力をかけて抽出される、コーヒーのエッセンスが詰まった飲み物です。
BASKING COFFEEの一日は、その日のエスプレッソを調整することから始まります。
その日の豆のコンディションを見て、挽き目を調整。
粉量も計ります。
1目盛りの挽き目、0.5gの粉量で、味が左右されるエスプレッソ。
豆の状態を見極め、ベストだと感じる味を探るのに五感を集中させます。
朝のエスプレッソ調整は、僕たちにとって、最もコーヒーと向き合っている時間かも知れません。
豆を挽いて、粉を押し固め、マシンの抽出ボタンを押し、「ここだ」というタイミングで抽出を終える。
非常に単純な作業ですが、1+1=2といった計算式のようにはいかず、また淹れ手によって全く違う味がでるという、不思議な要素もまたエスプレッソの魅力。
「美味しい一杯のために、抽出という一点からではなく、鳥瞰してエスプレッソを考える」
【生豆】
コーヒーも農作物。エスプレッソに限らず、美味しいコーヒーを淹れるためには何よりもまず「素材」が大事。この考えは、コーヒーを始めてから一貫して変わりません。
ぼくたちコーヒー屋がわざわざ産地まで足を運ぶのも、より良い素材を手に入れるため。
ちなみに、「エスプレッソに使用する豆」というのは、生豆を購入する時点からある程度決めています。
【焙煎】
エスプレッソにメインで使っている「スピカ」は、じつは他のシングルオリジンの豆と焙煎のアプローチが全く違います。
焙煎の細かいお話はまたいずれしたいと思いますが、ブレンド用の焙煎のイメージで説明すると、高温で調理する中華料理ではなく、じっくり煮込んで味を熟させる日本料理と言った感じです。(わかりにくいですか?)
当店では、シングルオリジンのエスプレッソも提供していますが、ブレンドでのエスプレッソもおすすめです。
【エイジング】
浅めに焙煎したコーヒー豆だと、フレッシュなときのピークは抜群なんですが、風味が損なわれて行くのもまた早い。
エスプレッソ用の豆は、ある程度時間をかけて焙煎しているため、日が経って「熟成」(と言っていいのかはわかりませんが)されていった時に、甘さやボディが強くなり、エスプレッソとしての美味しさが増すように感じます。
ただしこの場合もあるポイントでやはり風味は損なわれていきます。
保管状態も大事です。酸素、熱、光、湿気は極力避ける。
【経験】
ものすごい速さで情報が行き交う時代ですから、「コーヒーを美味しく淹れるメソッド」のようなものはネットでいくらでも簡単に手に入ります。
情報を集めることも大切ですが、やはり、どれほどエスプレッソと向き合ってきたか、どれほど自分なりに考え、疑問を持って仮説検証をしてきたか、という「経験の積み重ね」が、最終的にはその人のエスプレッソの味を決める、と僕は思っています。
〜卸販売〜
B A S K I N G C O F F E E は、よりたくさんの方々に、スペシャルティコーヒーを楽しんでもらいたい、という強い想いがあります。
カフェやレストランなどのお店などで、「特別なコーヒーをお客様に提供したい」
とお考えの方とパートナーシップを結び、共に美味しいコーヒーを広めていきたいと思っています。
エスプレッソドリンクに力を入れたい店舗様、お気軽にご相談ください。
卸販売のご案内
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